紫陽花の花言葉は浮気 ~官能小説を書きたい!~

【18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください】

『紫陽花』のペンネームで、オリジナルの官能小説を発表しております。
二次創作は無し。
好みのジャンルは近親相姦と、男女問わずの同性愛モノ。
女性向けの官能小説というわけではありませんが、女性が読んでも楽しんでいただけるお話を目指しております。

ラブホ女子会

 千佳は手を大きく広げ、泡に塗れた身体で紅葉に抱き付いてきた。
「うふふ……、やあっと言ってくれたぁ。うれしいーなー。好きぃ。紅葉ちゃん、大好きぃ」
 千佳の豊かな乳房が押し付けられ、紅葉の胸と合わさってつぶれている。その感触が心地良い。
「千佳……」
「紅葉ちゃん……」
 お互いの両手を握り、一瞬離れた二人は、そのまま唇を重ね合わせた。さっきのような軽いキスではなく、舌先を絡めるディープキスだ。
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「一人でこぉーんなに広いお風呂に入ってるなんてー。ぶー」
「わわわ……」
 裸でいることをまるで恥じらうことなく飛び込んできた千佳をまともに見ることが出来ず、紅葉は思わずくるりと千佳に背を向けた。
「どーしたのー?」
「いやいや、少しは隠しなさいよ!」
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「あーん」
 親鳥から餌をもらうひな鳥のように、千佳は少し顎を上げて口を開けた。幼馴染みの口の奥で、ピンク色の舌が艶めかしく濡れ光っている。
「酔ってるな、千佳? 酔ってるんだよな?」
「だぁーいじょうぶだよぉ。コップ一杯のビールで酔うはずないしぃ……」
「分かった。とりあえず落ち着け。私はトイレに行ってくる」
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「で、女子会ってどうするのぉ?」
「ノープランかい。食いモンとお酒とネタがあればいいんじゃないか?」
「食べ物とお酒は分かるけどぉ、ネタってぇ?」
「話題だよ話題」
 と言ったものの、紅葉は内心、途方に暮れた。
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「最近のラブホってパーティーも出来るんだな」
 冴島紅葉は、スマホの地図アプリを使いながら、女子会が開かれるホテルの情報を斜め読みしていた。
 駅から歩いて十五分。目的地はもうすぐである。
 紅葉と一緒に歩きながら、幼馴染みの遠山千佳が舌ったらずなしゃべり方で反論してきた。
 小柄な千佳は、少し怒ったように背の高い紅葉を見上げている。
「ラブホじゃなくって、ブティックホテルだよぅ」
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