紫陽花の花言葉は浮気 ~官能小説を書きたい!~

【18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください】

『紫陽花』のペンネームで、オリジナルの官能小説を発表しております。
二次創作は無し。
好みのジャンルは近親相姦と、男女問わずの同性愛モノ。
女性向けの官能小説というわけではありませんが、女性が読んでも楽しんでいただけるお話を目指しております。

Amazon電子書籍【Kindle】版も販売しております。

同性愛

「遠山さん! さっきの方はどなたなの?」
 予想された展開であるが、始業のベルが間もなく鳴るにも関わらず、守衛室から出た千佳と翠は物見高い女生徒達に取り囲まれてしまった。侵入騒ぎ自体は年に何回かあるので珍しいことではないのだが、大抵は学園に侵入しようとした男が守衛に排除されるだけで終わってしまう。だが、今回のように、当事者が出てくるのは珍しいことであった。しかもその当事者は、お嬢様学校である鈴城女子学園の中において一風変わった雰囲気を持った遠山千佳であった。彼女を知る者であれば、どうしても好奇心を持たずにいられない。
続きを読む

「おはよー、翠ぃ」
「……! おおおはよ、千佳」
 考え事をしながら学園の正門をくぐった翠は、昇降口へ至るアプローチの中ほどで千佳に声を掛けられた。いつもであれば、お嬢様らしくニッコリと笑顔で挨拶を返したのであろうが、教室へ着くまでにクラスメイトへ向ける感情を整理しようと思っていたところへ声を掛けられたので、少女の反応は挙動不審なものになってしまった。
続きを読む

「むー、お父さんと仲が良い……か……」
 学校へ向かう電車に揺られながら、翠は、母親に言われたことを考えていた。
「お母さんほどイチャイチャしてはいないつもりだったけど、お母さんから見たら、また違うのかな……」
続きを読む

「お父さんのバカ……。まだ、お尻がジンジンするよ……」
 ベッドに並んで横たわり、翠は仰向けになっている父親の腕枕の中にいた。半身を被せるようにして、康史の筋肉質な肩に頭を乗せている。枕にしている父親の手が、自分のセミロングの髪を梳いているのが気持ち良い。
続きを読む

 全身リップという風俗のサービスがある。
 基本的には、文字通り風俗嬢が唇で客の全身を舐め回すものであるが、実際には舌や手、風俗嬢自身の乳房も使って刺激するので、厳密な意味では唇だけで行うサービスというわけではない。さらに、風俗の場合は時間制限があるため、全身と言っても男の感じる部分をピンポイントで攻めることになる。唇だけで、本当に全身を舐め回すというものではない。
続きを読む

 翠は女としての成長が著しい女子高生である。身体は男の劣情を催すように丸みを帯びてきており、乳房は張りのあるお椀型だ。クラスメイトの千佳は制服のブレザー越しにも分かるような豊かな胸を持っており、体育の授業などで親友のボディラインを見るたびに翠は羨ましく思っている。しかし、翠の乳房も十分に発育しており、健康的なスレンダーボディが好みの男であれば、翠の肢体を目にしただけで激しく勃起するだろう。
続きを読む

「ゴメンってばぁ。機嫌直してよぉ。ねぇ、翠ぃ」
 保健室を出た翠は、無言のまま早歩きで廊下を進み、昇降口で学校指定のローファーに履き替えると、クラスメイトを置き去りにして玄関ホールを後にした。
 千佳は謝りながらついてくるが、翠はかたくなに返事をしない。
「ねえってばぁ」
 と、正門へ至るアプローチで翠はいきなり振り返り、人差し指をクラスメイトに突き付けた。
続きを読む

「はっ……!」
 シンとした静かな部屋で目が覚めた翠は、自宅とは違う天井を見上げていた。白いカーテンに白いベッド。そして、ほんのりと消毒薬の匂い。
「…………知らない天井だ。なんちって……」
「目が覚めた、翠?」
「うわっとぉ! ……千佳? 居たの?」
続きを読む

 ガラリ戸の向こうに肌色が揺れている。翠の愛する父親が、妻の早季子と夜の営みに励んでいるのだ。
 ――アタシ、また覗いてるんだ……。
 両親の薄暗い寝室で、康史は早季子を四つん這いにさせ、後ろから腰を突き入れていた。父親の腰が母親のお尻にぶつかる度に、肌と肌が打ち付け合う乾いた音が聞こえてくる。同時に、母親の口からは遠慮のないオンナの声が溢れていた。
続きを読む

「ただいまぁ」
「おかえりなさい。今日はどこに行っていたの?」
 真奈美との話を終えた翠は、そのまま真っ直ぐに自宅に戻った。ダイニングで夕食の用意をしている早季子に声を掛け、リビングのゆったりとした本革製のソファに身体を沈める。
 お父さんと会社でセックスしてた、などとは言えるはずもない。ちょっとした破滅願望から正直に言ってみたい気持ちが僅かにあるが、それは本当に僅かである。それを告白したときの母親の顔を想像して、翠は無駄な破滅願望を抑えつけた。
続きを読む

↑このページのトップヘ