紫陽花の花言葉は浮気 ~官能小説を書きたい!~

【18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください】

『紫陽花』のペンネームで、オリジナルの官能小説を発表しております。
二次創作は無し。
好みのジャンルは近親相姦と、男女問わずの同性愛モノ。
女性向けの官能小説というわけではありませんが、女性が読んでも楽しんでいただけるお話を目指しております。

Amazon電子書籍【Kindle】版も販売しております。

官能小説【連載中】

「美味しかったー」
 帰りの車の中で、翠と康史は堪能したお店のコース料理を思い返していた。
 地中海料理と一言で言っても、実のところ、その範囲はかなり広い。地中海という名が示す通り、ヨーロッパの南方から中東、そしてアフリカ北部を含む広い範囲の地域の料理が含まれる。国でいえば、ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル、ヨルダン、エジプト辺りであろうか。オリーブ油やナッツ、野菜、果物をふんだんに使うのが特徴であるが、もう一つ特徴がある。それは、地中海沿岸という場所柄、海産物をよく使っているということである。そのせいか、日本人にも好まれる料理が多く、デビルフィッシュなどと呼ばれているタコの料理も珍しくない。
続きを読む

「……アレ?」
 ラクロス部の活動が終わり、部室棟でシャワーを浴びていた翠は唐突に気がついた。
「千佳って、アタシのお父さんと会ったこと、あったっけ?」
 千佳とは高等部に入ってからの付き合いなので、出会ってから一年と二か月ほどである。その間、お互いの家に遊びに行ったことは何度もあるが、千佳が三嶋家に来た時には、父親の康史は不在だったために会ったことは無いはずである。
続きを読む

「こんにちは、おじさま。お久しぶりです」
「君は……」
 夕日に照らされた路上で鈴城女子学園の制服を着た女生徒に声をかけられた康史は、声の主の姿を見て驚いた。娘の友達だと思って挨拶を返そうとしたのだが、予想外の顔がそこにあったので、思わず絶句してしまう。
 康史に声をかけた女生徒、すなわち遠山千佳は、可愛らしい微笑みをたたえて友人の父親をみつめていた。
続きを読む

 挨拶は『ごきげんよう』。下級生にも丁寧な口調で話し、語尾には『~ですわ』とつけている。
 程度の違いはあるものの、この学園に通う女生徒たちの多くは、そういった普段の話し方や立ち居振る舞いからしてお嬢様然としていた。反対に、世間一般にいる年頃の少女たちのような話し方をしているのは、翠のように中等部や高等部から入学してきた娘たちなので、少し話をしただけでエスカレーター組なのか編入組なのかが分かってしまう。
続きを読む

「……! ……!」
「落ち着いたかい?」
 落ち着くはずがない。康史を挟んで反対側のキッチンでは、母親の早季子が朝食の支度している。今の自分たちのキスが見られていないか、翠は反射的にキッチンの方を見た。
「どうしたの、二人とも?」
 早季子はトレイに三人分のご飯と味噌汁をのせて、ちょうどカウンターを回り込んでいた。こちらを見ていたかどうかは、分からない。
続きを読む

 翠は、自分の想像でめまいを起こしそうになった。このまま一糸まとわぬ姿のままで、寝息を立てている父親の隣に潜り込もうと考えてしまったのだ。いわゆる夜這いである。
 普通の夜這いは男が好きな女の寝所を訪ね、好意を伝えるとともに行為に及ぶというものである。これは洋の東西を問わず様々な国や地域に見られる風習で、男女の出会いの一つの方法でもあった。日本でもそういった風習は戦前まで一部の農村や漁村に残っていたそうで、もしかすると今でもどこかの山奥の村では行われているかもしれない。
続きを読む

「ふふ……」
「なんだ?」
 翠は、仰向けで横たわる父親の胸に頭を乗せたまま、暇つぶしのように男の乳首をいじくりまわしている。
(男でも乳首が立つのって、面白いよね……)
 康史は仰向けで天井に視線を向けたまま、両腕を頭の下に組んでいる。
続きを読む

「はっ、はっ、はあっ……。お父さんの舐め方……、すっごいエッチ……」
「年の功ってヤツだよ。何しろ、年頃の娘がいるくらいのオッサンだからな」
「んもう! 今度こそアタシの番よ! お父さんはそこで大人しくしてて!」
「はいはい。翠は舐めるのが大好きなのか」
「ち、違っ……!」
「んん? ……あだだっ!」
「ふんっだ!」
続きを読む

「ん……ふ……」
 二人の唇と唇の間から、甘く切ない吐息が漏れだした。その間に挟み込まれるように、唾液を混ぜ合わせる粘ついた音も聞こえてくる。親子の情愛とは完全に別の、淫らで妖しい男と女のキス。
(好き……! お父さんが……大好き!)
続きを読む

 バスルームを出た翠は、思わず飛び上がりそうになった。言外に帰るように促したはずの父親が、ベッドにボクサーブリーフの下着一枚という姿でタバコをくゆらせながら腰かけていたのだ。
「な、何で、まだいるの……?」
「何で……って、オレがお前を買ったからに決まってるだろう、ミノリ」
「え……」
続きを読む

↑このページのトップヘ