「いらっしゃい、レイナ。さっきから見ていたのはわかってるのよ」
「大丈夫よ、入ってらっしゃいな」
 母とその恋人に呼ばれ、レイナはバツの悪い、何ともいえない表情でリビングの扉を開けた。自分の愛液で濡れる指先を、思わず背中に隠してしまう。
「ゴメンなさい、ママ……」
「悪い子ね、覗き見なんて。お仕置きしてあげるから、こっちにいらっしゃい」
 お仕置きと言ってはいるが、怒っているわけではないのは母の表情からわかった。
 シホは跨っていたサチコの脚から降りると、腰に両手をあててまっすぐに立ち、淫らな笑みを湛えて娘を見据えた。豊満で完璧な形をした乳房を晒して堂々とした姿だ。
 ソファに横たわるサチコも、足を組んで片腕はソファの背もたれに掛けている。
 二人とも、熟した美しい肢体を隠そうともせず、自分以外の全ての人に見せ付けるような自信に満ちた姿だ。
 始めて見たシズルの裸身をレイナは思い出した。彼女も、レイナの前に自信に満ちた姿を晒していた。いつか自分も、こんな風になれるのだろうか。
「パジャマを脱いで、あなたも裸になりなさい」
「うん……」
 シホの前に立ったレイナは、少し手を震わせながらも素直にパジャマを脱ぎ、目の前の二人と同じ、下着一枚の姿になった。見事な身体つきの二人の大人に比べて、未成熟な自分の乳房が恥ずかしくなり、胸元で両手を合わせる。
 これが温泉の脱衣所であったりしたならば、恥ずかしさを感じることも無かったろう。だが、この場は本来、家族がくつろぐ場所だ。心地良い背徳感がレイナの脳裏を痺れさせていた。
 ささやかな胸を両腕で隠すレイナにシホは淫らに微笑みかけると、娘の秘所に指先を挿し入れた。下着越しにジットリと濡れた感触が伝わる。
「ま、ママ……!」
 母親の指先によって、いきなりもたらされた痺れるような快感が、レイナの股間から頭頂部まで電流のように駆け抜けた。思わずシホの両腕にしがみつく。
「もうこんなに濡れてるなんて、いやらしい子。ママとサチコが愛し合うのを見て、感じちゃった?」
 シホは娘の正面にひざまずくと、レイナのショーツに手を掛けた。
「ママ、だ、ダメ……」
 反射的に、レイナは両手で母親の手を押さえた。
「ダメよ。いけない子にはお仕置きをしないと。両手を頭の後ろに組みなさい」
 ふとサチコを見ると、ワインを片手に二人の様子を愉しそうに眺めている。普段の微笑みに加え、その表情は淫らな興味を湛えている。見慣れた、しかし始めて見るサチコの視線にレイナはゾクリとした。
 母に言われるまま、レイナは両手を頭の後ろで組んだ。未成熟な幼い身体が無防備になる。
 おとなしく従ったレイナに満足そうな笑みを投げかけると、シホは最後の一枚を娘の身体から剥ぎ取った。
「あら、可愛い。シホとおんなじ、ツルツルなのね」
 二人の熟女の前に、無毛の秘所が晒された。媚肉を覆う茂みは薄っすらともしておらず、割れ目がハッキリと見えている。
「ママも? そうなの?」
 はあはあと、喘ぐようにレイナは尋ねながら、シズルと初めて愛し合ったときのことを思い出した。自分が未成熟な身体であるため、まだ生えていないと思っていたのだ。
「シホも綺麗なのよ。生まれつきなのよね。ホント、羨ましい」
「う、羨ましい、の?」
「だって、お手入れの手間が全然かからないのよ。水着の季節は大変なんだから」
「さ、お仕置きよ。レイナ、そこのテーブルの上に四つんばいになりなさい」
「ええ?」
 リビングの応接セットはゆったりとしたサイズで、ローテーブルは少女一人が乗っても十分な広さがある。
 一糸纏わぬ裸体のレイナは、お尻をサチコに向けないように、おずおずとテーブルの上に乗った。
「は、恥ずかしいよう……」
 二人の大人の前で、全裸でテーブルに乗るという、非日常的なシチュエーションに、レイナは顔と全身が熱くなってくるのを感じた。同時に、ただ非日常的というだけでなく、淫靡で背徳的な行為をしているということに昂ぶりを覚えてもいた。
「フフ……」
 シホはテーブルを回り込み、サチコと反対側に立つと、レイナの若々しいお尻を撫で上げた。
「ひゃあああ……ま、ママ……」
 間髪入れず、シホの平手が少女のお尻に打ちつけられた。乾いた音がリビングに響き渡る。
「あうん!」
 続けてもう一度、レイナの可愛らしいお尻に母親の手が叩きつけられる。
「あ、んん……!」
 小気味良い音とは裏腹に、レイナはそれ程ひどい痛みは感じなかった。もちろん、痛くないわけではなかったが、叩かれるたびに、何か身体の奥がジンジンとしてくるのをレイナは感じてしまう。
 連続で五回も叩かれると、さすがに白い無垢なお尻がピンク色に染まってきた。そこでシホは叩くのを止め、痛みを和らげるようにレイナのお尻を優しく撫で回した。時折、五本の指先を立て、触れるか触れないかといった微妙なタッチでいじると、レイナは火照った桃のようなお尻をあられもなく振るのだった。
「んん、んふん……ああ……」
「お仕置きされているのに感じちゃうなんて悪い子ね。レイナがそんなにいやらしい子だなんて、ママ、知らなかったわ」
「だって……ママの手、気持ち良いんだもん……」
「そう? それじゃ、これはどうかしら?」
 シホはお尻を撫で回していた指で、無防備に晒された娘の媚肉に触れた。そのまま溢れる愛液を絡めながら、割れ目に沿ってなぞり上げる。
「ひあっ!」
 レイナの口から甘やかな悲鳴が上がった。
 シホは割れ目に沿って指先を何度も往復させ、愛液を指先に絡ませ続けた。時折、二本の指で媚肉を割り開き、可愛らしいクリトリスに軽く触れる。
 指先がクリトリスに触れる度に、レイナの下半身を感電したような快感の波が伝わっていき、身体全体を震わせた。
「あら?」
 シホは十分に濡れた中指をレイナの蜜壷に挿し入れた。その指先はレイナの体内で探るような動きをしたが、膜の感触は伝わってこない。
「もう体験しちゃったの? 誰とかしら?」
 シズルとの関係をいずれ母には話すつもりだったが、このような淫らで背徳的な状況での告白は全く想像していなかった。落ち着いて、食後の紅茶でも飲みながら、と考えていたのだ。
 サチコの視線と、母の甘やかで容赦の無い問い掛けに、レイナの胸は絞めつけられるように感じた。まるで快感が手の形を取って心臓を握っているようだ。
「ま、前に話した、先輩と……」
 レイナは搾り出すように告白した。
「そう。今、幸せなのね?」
 シホは滴り落ちそうなレイナの愛液を指先ですくい取り、淫らな雫を指先で糸引くと、レイナの目の前に指先を持ってきた。
「こんなに濡れちゃって……。ママの指、汚れちゃったわ。ホラ。ちゃんと綺麗にしなさい」
 目の前で濡れ光る母の指先を見ると、レイナは舌を出してひと舐めし、自分の愛液を口に含んだ。ピチャピチャと音を立てて母親の白く繊細な指先を舐めまわす。
「レイナちゃん、こっちにいらっしゃいな」
 母娘の痴態に見ているだけなのが我慢できなくなったのか、サチコはレイナを誘った。
 母の指を口に含んだまま、レイナは許しを得るようにシホを見上げた。
「いいわよ」
 レイナはローテーブルから降りると、胸元で手を組んでサチコの隣に座った。
 同時に、シホはサチコの反対側に座り、三人並んでソファに腰掛けた。ゆったりしたサイズのソファは女三人が座ってもまだ余裕がある。豊満な裸身を晒す魅惑的な熟女二人に、全裸の美少女が挟まれているという情景は、正面から見るものが居るならば陶然とした表情をするだろう。それは壮観な眺めといえた。
 サチコはレイナの片足を持ち上げ、自分の足の上に乗せた。申し合わせたように、シホも反対側の足を持ち上げ、自分の足の上に乗せる。